リハビリテーションセンターのご案内 Rehabilitation Center
言語聴覚療法について
言語などのコミュニケーションに必要な機能や食べる能力の障害に関して専門的な訓練や援助、指導を行っています。脳卒中や頭部外傷によって脳に損傷を受けると、言語などのコミュニケーションに必要な機能や食べる能力に障害をきたすことがあります。 私達言語聴覚士(ST)は、ことばや飲み込みに障害を持った方に対して、各機能の改善を促進させる訓練、残存能力を利用した日常生活および社会生活を営むための援助、また心理的ケアなど様々な側面からのリハビリテーションを行っています。 |
対象疾患
- ・失語症
- 一旦獲得された言語機能が、大脳の損傷によって障害された状態。話す、聴く、読む、書く、といった言語機能のすべての側面に何らかの障害が現れます
- ・構音障害
- 発声や構音(=発話)に関する器官(舌、唇、咽頭、声帯etc)の運動障害によることばの障害
- ・摂食嚥下障害
- 私たちは食事をする際に食べ物を見て、口の中へ運びます(摂食)。そして噛み砕いて、唾液と混ぜ合わせて、食べ物を飲み込みやすい形態(食塊)にします。 その食塊を、舌を使って喉(咽頭)へ送り、飲み込みこんで(嚥下)、胃に送り込みます。摂食・嚥下障害とは、これらのいずれかの段階で問題があることを言います。 飲み込みを誤って(誤嚥)、食塊が気管や肺に入った場合には、気管支炎や肺炎となる恐れがあります
摂食嚥下障害の例
・食べ物を見ても食べ物だとは分からない
・口から食べ物がこぼれる
・食べ物をうまく噛めない
・食塊をうまく飲み込めず、いつまでも口の中に残る
・飲み込むときにむせる
・食後にガラガラ声になる
嚥下ビデオ造影検査(VF)
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「最近、上手く飲みこめない」「よくムセる」「のどに何か引っかかる」など、飲みこみに何らかの不安や 問題を抱えている時に、詳細な検査をすることができます。外来でも行っております。ご相談下さい |