臨床検査部について
患者さまから採取した血液や尿などを検査する検体検査と、心電図や呼吸機能検査など患者さまの身体状態を直接検査する生理機能検査を行っています。病気の診断や治療、予後の経過を知る上で必要な検査結果を正確かつ迅速に提供することを目標としています。
からだから出る様々なサインを数値化するのが私たち臨床検査技師の仕事です。検査の種類は多岐に渡りますが、全員で協力しあいながら業務に取り組んでいます。
設備
生化学自動分析装置
血液中の酵素(ALT・AST・γGTPなど)、脂質(コレステロール・中性脂肪など)、電解質(Na・K・Cl)、糖など29項目を測定しています。
全自動免疫測定装置
肝炎ウイルス、腫瘍マーカー、甲状腺ホルモン、BNPを測定しています。
自動血液凝固測定装置
PTやAPTT、線溶系マーカーなど5項目を測定しています。
全自動血球計数分類装置
赤血球数、白血球数、ヘモグロビンなどを測定しています。
ガス分析装置
血液中の酸素、二酸化炭素、pHなどを測定しています。
自動グリコヘモグロビン分析装置
HbA1cを測定しています。
尿化学分析装置
尿定性項目を測定しています。
尿中有形成分分析装置
肝炎ウイルス、腫瘍マーカー、甲状腺ホルモン、BNPを測定しています。
心電図検査
心臓が動く際に発生する微弱な電気信号を波形として記録する検査です。
血圧脈波検査
ABI(足関節上腕血圧比)とPWV(脈波伝播速度)を同時に調べます。動脈の血管壁の硬さや詰まり具合などを調べる検査です。
呼吸機能検査
肺活量と努力性肺活量の2種類の検査を行っています。肺の大きさや気管の狭窄の有無などを調べる検査です。
眼底検査
眼球に光を当てて網膜を映し、血管などに異変がないかを調べる検査です。